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認知症は、以前は社会一般的に、ボケ老人や痴呆性老人などと呼ばれていましたが、現在は認知症という病気としてケアを受ける対象となっています。
認知症は、ある一つの症状ではなく、いくつもの症状が集まっている症候群です。また、それらの症状は、病気あるいは脳の神経細胞の障害によって引き起こされたもので、通常の老年医学上に見る加齢による老化の現象ではありません。
現在日本には170万人の認知症患者がいるといわれていますが、この傾向は上昇することが予想され、また以前のように特に高齢者に限らず、若年層の認知症患者が増加しています。
一般的に知られる「アルツハイマー病」は、認知症の様々な疾患の中で約半分を占め、最も多い病です。以前は高齢者に多く見られましたが、最近では若年層にもアルツハイマー病患者が増えてきています。そのため、超高齢者社会に突入した日本では、将来的にも認知症患者の増大が予想され、年金制度や保険制度や福祉の財源のあり方が問題化している中で、今後は認知症患者への対応やケアのあり方について広い範囲での議論や研究が必要になってくるでしょう。 |