スンドベリ市が経営しているホームヘルプサービスを訪問しました. 勤務時間:8時〜16:30(その日の回る予定による),夜は17−21時 職員は,13人です.担当している高齢者は100人,ほとんどが80−90歳,2週間に1回の掃除に訪問する方も入れば,重度の方は1日6回,多くは1日4回訪問しています.ナイトパトロールは別の部署のスタッフが専門に行っています.
高齢者は緊急アラームをつけ,何かあればコールセンターに連絡が入り,スタッフが連絡をとったり,自宅に伺ったりする事になっています.朝8時に出勤すると,その日の担当表が配られ,Meetingを行った後,8:15くらいから,それぞれの高齢者宅を回り始めます. 各高齢者によってサービス時間や内容は異なります.朝のシャワーや身支度の手伝い,ベッドメイキング,デイケアへの送り出し,朝食の支度などが午前中の主な仕事です.一人のホームヘルパーが,午前中に3−5名の家庭を回り,リフトでの介護が必要な家には,ホームヘルパーが2人で伺います.午後には週1回の掃除(1−1.5時間),買い物,散歩に行ったり,薬を届けたり..忙しいです.他には近くのカフェまでコーヒーとケーキを食べにいく事もありました(それが週1回その方の日課でした). 食事サービスは,利用者の希望に応じて配達.毎日2種類のメニューがあり,あらかじめオーダーされたものを届けています. 日本では,在宅は無理だろうと思われるADLでも,ご本人が最期まで自宅にいたいという希望があるため,1日6回訪問し,独居で暮らしている方もいました. 施設から在宅介護へ.これが,スウェーデンにおける高齢者ケアの大きな流れで,高齢者特別住宅も5年前から約1万床以上を削減しており,入所までかなり待つ事もあるそうです.そのため重度の高齢者でも,ホームヘルプやショートステイを組み合わせて対応しているようです.ホームヘルプのスタッフの方達も,以前より重度の在宅高齢者が増えていると言っていました.彼らは同じ地域を担当する訪問看護師とも密に連絡を取り合い,状態があまり良くない高齢者の対応をしていました.また糖尿病でインスリン療法を受けている高齢者に対しては,訪問看護師がインスリンを投与しに行くと,30分以内にホームヘルパーが食事を届けていました.これらの対応は,コスト削減に加え,高齢者の自己決定権を重視している結果でもあると思います. —自分で出来る事は自分でやる.自分の意見を主張するが,その判断には責任を持つ− それが根底にある事をスウェーデンの人々をみていて,強く感じます.
晴れた日の公園は,散歩や日光浴を楽しむ人でにぎわいます.
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