タグ: 2008年12月
早いもので、スウェーデンに来てから1ヵ月、エスロヴで実習を始めてから3週間が経ちました。しかし、この1ヵ月の間に私が太陽を見ることができた日が何日あることか・・・。おそらく2日・・・。それ以外は雨、雪、曇りを繰り返す毎日です。あ~、暗い。暗いよ、まったく。そんな私の憂鬱な気持ちを吹き飛ばしてくれるのが、私の実習先Trollsjögårdenの皆さんです。 Trollsjögårdenはエスロヴ市が運営する高齢者住宅(全70戸)で、4つのナーシングホームユニットと2つの認知症ユニットで構成されています。ナーシングホームには各12~15名、認知症ユニットには各8名の高齢者が入居しています。私は、その内の一つの認知症ユニットで実習をしています。入居者の皆さんも職員もかなり個性豊かな面々で、ひとりひとり紹介していきたいところですが、それにはかなりの時間を要しそうなので、今回は断念することにします。 ところでこのTrollsjögården、思った以上に広いんです。実習初日に建物の中を案内してもらいました。1階と2階の6つのユニットを通り、オフィスやカフェテリア、地下のリハビリルーム、サウナ、浴室、倉庫をぐるっと一回り。そして、それから数日後。私のいるユニットの窓から見える建物に入居者の方の旦那様が住んでいるらしく、「行ったことないなら行ってみる?」と聞かれました。そんなよその建物まで見せてくれるのかしら、と思いつつ付いて行くと、ほどなく旦那様のお住まいに到着。あれ、なんだか見たことある風景ですけど。って、私が窓から見てたのってTrollsjögårdenだったんですかっ?!そう言われれば、居室広いですものね。建物も広いはずですよね。でも、まさかこんなに広いとは・・・。実は来たことありましたとは言い出せず、2回目のTrollsjögårdenツアーを終えた私でした。 そしてその広さもさることながら、特筆に値すると思われるのがスウェーデン人の家に対する情熱です!入居者の生活に合わせて、各居室が素敵な家具や沢山の写真で飾られているのはもちろんのこと、彼らはユニット内の隅々まで手を抜きません。季節に合わせて、あっという間に模様替えなんてこともお手の物です。クリスマスを前に、どこからともなく集めてきたもみの木の枝をバッサバッサと切り裁き、窓の周りにアレンジしたかと思うと、大きな枝は廊下の数箇所にオーナメントをつけて飾り、残りの小さな枝はキャンドルと共にテーブルに飾ります。もみの木って針葉樹なだけあって触ると痛いんですよね。それでも彼らは慣れているのか、または情熱が勝ってしまうのか、そんなことは気にする様子もなく飾り付けを終えたのでした。そんなお蔭もあってか、ユニット内はいつも温かい雰囲気に包まれた居心地のよい空間になっています。
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そろそろタイムラグを埋めるべく、エスロヴ(ESLÖV)の話に入ることにします。ここ1週間スウェーデンはイベント続きだったので、今回はその話題を。ストックホルムで私の身に起こった死ぬかと思った話は、機会があればその時に。エスロヴと私の実習先についての話も、少しずつ書いていこうと思います。 まず12月10日ですが、この日は言わずと知れたノーベル賞の授賞式。今年は日本人の受賞者が多いということで、日本でもたくさん報道されたのではないでしょうか。私はもちろん何の関係もありませんので、日本にいるときと同様にテレビで授賞式の様子を見ていました。晩餐会の中継の途中に、ピーコのファッションチェックばりにドレスを語る時間があるのがちょっと面白い感じでした。 そして、12月13日はルシアです。「日本でルシアってお祝いする?」とよく聞かれますが、日本でお祝いするのはIKEAくらいなものじゃないですかね?ともあれスウェーデンでは国民的行事ですので、あちこちにルシア御一行が現れます。私の実習先には、1日早い12日に近くの学校からルシアがやって来て、ステキな歌声を聴かせてくれました。 音楽に乗せてリズムをとる人あり。目を閉じて聴き入る人あり。さらには私の実習している認知症ユニットの入居者の方が、一曲終わった絶妙のタイミングでここぞとばかりに「サンタ~ルシ~ア~♪」と独唱を披露したりと、ルシアがスウェーデン人の心に深く根差したものであることを感じました。 そして昨日の朝、そんなスウェーデン人もビックリの出来事が起こりました。それは朝の6時過ぎの出来事だったのですが、ドーンとひと揺れありました。「あれ、なんか地震みたい。」と思ったものの、スウェーデンで地震なんて聞いたことないし。隣りの部屋に住んでいる人が勢いよく窓を開けたのがわかったので、確かに何か起こったはず。そんな疑問を抱きつつ実習先に行ったら、真っ先に「今朝、地震あったのわかった?」と聞かれました。「あ、あれってやっぱり地震だったの?!へぇ~、スウェーデンでも地震あるんだ?」と、私。日本人にはお馴染みの地震ですが、スウェーデンでは相当珍しいらしく、「怖いよねぇ。」「生まれて初めてだよねぇ。」「誰かベッド揺すってのるかと思ったよねぇ。」「ビックリして窓開けて外見ちゃったよねぇ。」と大盛り上がりしていました。どうやらスウェーデン人には、地震はかなり想定外の出来事だったようです。
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もうそろそろエスロヴ(ESLÖV)の話に入りたいところですが、ストックホルムでの週末の話を少し書いておきます。
この季節、スウェーデンではあちこちでクリスマス・マーケットが開かれています。この日は、Stier夫妻が郊外のお城で開かれているクリスマス・マーケットに連れて行ってくれました。 スモークサーモン、ソーセージ、ハム、チーズにキャラメルなどなど、美味しいものが沢山並んでいて、試食をしながら見て回るだけで、結構お腹がいっぱいになっちゃいました。食べ物の他にも、工芸品や洋服、おもちゃや雑貨、とにかくいろいろなものがあって、大勢の人でにぎわっていました。 と、ここでもやはり見かけるんです。車椅子や歩行器、松葉杖や杖を使っている人たち。お城なんてバリアフリーとは程遠い建物で、エレベーターどころかスロープさえないし、敷地内は砂利道で舗装もされていません。建物の中は、人ごみでなかなか前にも進めないほど混み合っていました。それでも、誰もそれをさして気にしている様子はありませんでした。
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スウェーデンに来てからというもの、全く天気に恵まれない私ですが、この日ばかりは快晴でした。ストックホルム市街から地下鉄とバスを乗り継いで到着したのは、古いお城に増築されたグループホームでした。 ここでは、4つのユニットに各々10人程度の入居者が分かれて生活しています。2つは認知症ユニットで、もう2つはナーシングホームユニットになっています。一通り説明を受けた後、ナーシングホームユニットで近所のボランティアさんによる本の朗読会に参加しました。この日の本は、日本でもおなじみの『ニルスの不思議な旅』でした。おかげで私も何とか話についていくことができましたが、参加している人たちはいたって自由で、眠っていても誰に起こされるわけでもなく時間が過ぎていきます。 朗読会の後は、昼食の時間です。食事の介助をしながら、一緒にサーモンのスープをいただきました。と、ここで一つ意外だったのが、と~っても静かなんです。ほとんど何もしゃべらず、黙々と食べてる感じです。静か過ぎて落ち着かな~い!いつもこんな感じなんですか?と思って聞いてみたところ、どうやら意図的に静かな感じにしているようでした。 午後は、教会から牧師さんたちがやって来ていました。月に数回こうして訪問して、聖書を読んだり賛美歌を歌ったりするそうです。宗教心のない私でも、何だかちょっと敬虔な気持ちになってみたり。皆さん穏やかな表情を浮かべておりました。
次の日は、また違ったタイプのグループホームに行きました。こちらはデイサービスやセミナールーム、図書室やレストランなども併設された少し規模の大きな所のようでした。
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